アスリートとおカネの話
- ACS事務局
- 2024年1月16日
- 読了時間: 2分

数字に強くなろう。
引退後、そのまま自分の専門知識と経験でそのスポーツ業界に身をおける方は限られています。
一時はその身分にあっても一生涯続けられる人は一握りの方でしょう。
現役時代に名声を成した方、引退後に頂いた仕事でもしっかりと成果を上げ続けていける方など、やはりどこかで人一倍努力し成長し続ける人たちですね。
しかし座席数が限られているため大半の方はそうはなりません。
その場合、自分で事業を始める方はもちろん、一般の会社に就職する方も、数字に強いことがとても重要なスキルになってきます。
では数字に強いとは何か?
社会で経済活動をすると必ず数字に出くわします。
金銭授受、価格交渉、営業目標値、予算対実績管理、外国為替・株価や社会経済指標の話など、日々の会話の中に多くの数字が出てきます。
その裏側にあるものがイメージできるか、つまりどうしてその数字になっているのかが想像・理解できているか、ということです。
そして会社の財務諸表が読める、簿記がわかる、ここまでできれば完璧です。
どうすれば数字に強くなれるのか?
それは、日頃から触れ合う数字の裏側を考える習慣を持ち、不明な時は詳しい人に聞いたりネットで調べて学習することです。
数字を単なる2次元のものとして右から左に流すのではなく、その構造を考えることで3次元のものになり、その数字が変化するためにはどこを押すべきか引くべきかなどがわかってきます。
また簿記・会計は専門の勉強が必要ですが、ベーシックな概念(簿記初級程度)がわかるだけでも、上記の数字だけでなく、活動や思考がすべて最終的な会社の財務数値につながっていくのがわかるので、社内での会話や提案も論理的・定量的になり、より経営に近づいていけるわけです。
頂いた給料で家族が安心して生活を送るためには、どういう短期長期の資金計画が必要なのか、誰しも自然と頭の中ではやっているでしょう。
この延長で全ての数字に対して興味をもってその構造を考えていくこと、今日から始めてみませんか。
そしてまずは簿記初級取得しましょう。
きっと世界は変わります。
Jリーグ
クラブ経営アドバイザー
中西 敦