お金のお話し
- ACS事務局
- 2024年1月16日
- 読了時間: 3分

アスリートのみなさん、こんにちわ。
わたくしが経験したスポーツと言えば、中学生のときの部活のバスケットボールくらいですが、縁あ ってスポーツに打ち込んできたみなさんのセカンドキャリアつくりのお手伝いをすることになりました。
よろしくお願いします。
わたくしの自己紹介ですが、現在52歳。
大学卒業後、銀行と税理士事務所で働いた経験があります。
今は、自分で会社を立ち上げて人事総務系のコンサルタントをしております。
銀行と税理士事務所は「お金に関する仕事」という共通点があります。
だから自分が専門家としてみなさ んにお話しできるのはお金についてです。
今日は、お金のことをお話ししたいと思います。
アスリートのみなさんが大事な時間を懸けて、勝つという目標に向かっているように、普通の人もお 金を貯める、増やすために時間を懸けて取り組んでいます。
ここでみなさんにお伝えしたいのは、お金は 勝手に貯まったり、増えたりするものではないということです。
お金のオーナーである自分が、”すべき こと”と”すべきではないこと”を組み合わせていった日々の努力の結果として、お金は貯まったり、増え ていったりするのです。
アスリートにたとえると、みなさんも日々のトレーニングの積み重ねで体力や実力、技術という貯金 をつくっているのだと思います。
お金を貯める、増やすということもそれと同じで積み重ねの結果と考 えてください。
私がとても残念なのは、簡単にお金儲けができると勧誘されて、借金して詐欺に騙されたり、犯罪に手 を汚してしまう人が後を絶たないことです。積み重ねがなくて楽してお金が増えるような話には注意し ましょう。
ところで、わたくしも株に投資しているのですが、ある種の投資では55勝45敗で十分という投資家がいます。
勝ちが負けをちょっと上回るくらいの成績で投資したお金は回収できるということらしい です。
100回戦ったら45回は敗けるけれど、トータルでは勝つように戦略をつくるわけですね。
もし100回戦うとなると1日や1月では済まなくて、1年とか、あるいは5年や10年で見通していくこ とになります。
みなさんも自分のアスリートとしての人生を長期的に見ているのではないでしょうか?
今の1日も大 事だけど10年先も大事と思う気持ちを大切にしてください。
さて、もう一つお伝えしたいことがあります。
お金を増やすことは目標ではありません。
お金は人生の 目標を達成するための手段と考えてください。
たとえば、わたしのように会社を立ち上げて自分がした い事業をスタートできたのも、そのための資金があったからです。
自分の経験でいえば、貯めたお金、増やしたお金を、いつどのタイミングで使うかはとても大事なこと です。
スポーツの世界で活動しているみなさんにたとえれば、ここぞという試合では全力を出すことに通じますよね。
そろそろ終わりにしたいと思います。
今日はお金のことをアスリートのみなさんが分かるようにお話ししたつもりです。
みなさんがトップの選手を目指したり、チームの中心選手になるように努力してい ることは社会の一員となっても通用するものだと信じています。
一方で社会の一員として生きるためには、自分で考えながらお金の管理ができることも大事なことです。
お金の管理ができるようになって、ア スリートとしても、社会の一員としても評価されたいと願うのであれば、アスリートキャリア支援協会 にいつでも連絡してください。
野見山 敦
コンサルタント、ファイナンシャルプランナー、キャリアコンサルタント