現役アスリートと法律について
- ACS事務局
- 2023年9月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年1月12日

私は普段はJリーグクラブの顧問やアスリート個人のサポートを行っているため、業務として様々な法的問題に対応しています。
近年、スポーツやアスリートにおいても法律との関わりが増えてきました。
例えば、プロアスリートであれば、所属するチームやスポンサーとの契約は法律的な知識が必要ですし、チーム内で指導者等によるハラスメントが問題とされて大きな問題となることもあります。
また、競技以外のプライベートな場面でも、異性関係、金銭関係等で不祥事を起こしてしまったり、SNSの誹謗中傷によって被害を受けることもあり、これらも法的な解決が必要となるものです。
これらの場合、周囲の仲間、家族やエージェントに相談することが多いと思いますが、ケースによっては速やかにクラブに相談した上で適切な対応を取る必要が生じるものもあります。
また、並行して、早期に弁護士等の専門家に相談した方が良い解決に至ることも少なくありません。
よく見られるのは、法的な問題を悩みとして抱え込んでいるために競技のパフォーマンスが低下してしまうケースです。誰もトラブルを望んでいる人はいませんが、トラブルに巻き込まれてしまうアスリートは少なくありません。
いざという時に迅速な相談や対応ができるよう、普段から、スポーツに関する知見も有した、相談しやすい弁護士や税理士等の専門家とつながっておくと良いと思います。
以上
馬車道法律事務所
弁護士 黒澤知弘